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木曽人・田上定行 「仕事は納得できるまで・・・いい加減にはすませられない」
手割の作業
1962年子供の頃から先代の仕事を見て育つ、木曽に生まれ木曽に育った田上さん43歳、あぶらののった仕事ぶりは、丁寧で手抜のない緻密なものです
話をさせていただくと、素朴で飾らない人柄と仕事にかける誠実な気持ちが伝わってきます
写真を撮影させていただきながらの、こちらの要望にも「いいですよー」と気軽に笑顔で何度もお付き合いいただきました、田上さんの桶は、飯台桶の面のとりかた、もち手のある桶のカーブ・・・など、ちょっとしたところに気配りをされています、それはそのまま田上さんのお人柄であることに気がつきました
木曽の大自然のような、おおらかでまっすぐな木曽人です
田上定行
製作品はおひつ・飯台・手桶・湯桶など、使う木もひのき・さわら・こうやまき・など木曽の銘木を使います
木のあら引きから
桶製作荒引き
「木を見たときから、どの程度の材料がどれくらい取れるか判断できる」とおっしゃる田上さんの作業は大変無駄のないスピーディなものです
田上定行手割
手割で割れた桶の材料
「木は割ってみると、木本来の丈夫さがわかるから・・・やっぱり木曽の材料はいいものが多いねぇ」
昔ながらの手割(てわり)は手間のかかる、大変な作業です、田上さんがそんな作業にこだわるのにはわけがあります
”木に割れ方を任せることで、木本来の丈夫さを引き出す”そんな気持ちをこめて、一枚一枚田上さんが材料を見極め、確認しながら仕上げに入っていきます

大まかに割った木片を仕上げていく田上さん、お腹で木を挟み手前にかんなを引くと、余分な部分が木屑となってとれていきます
厚みやバランスは長年の経験がないとできない部分、まさに職人芸です
飯台なたかけ
(この人なら任せて間違いがない・・・)そんな信頼おける人柄の田上さんの作業はここから緻密さをましてゆきます
大きな長いかんなは「正直かんな」・・・厚さや桶になる角度を加える難しい作業工程に使われる、真っ直ぐでごまかしのないその道具は、田上さん本人のようです
正直かんな
桶の角度合わせ
木片を集めて丸くして作り上げるのが桶ですが、人の手作業の微妙なバランスがその形を作りあげていきます
一口に桶といっても、大きさや深さがそれぞれ違います、この道具で桶の角度と合わせ目を見るため、何度も真剣な確認作業が続きます
内側・外側を削り仕上げ、底板をつけてます、その後銅製のタガをはめて完成です、すべての工程を一人で作り上げる田上さんの製品には、繊細さと丁寧さが詰まっています
この日製作していただいたのは「飯台」でした

 

田上定行の道具
道具壁
かんな
正直かんな
丸なた
【写真1】整然と並べられた道具、先代から譲り受け半世紀以上使われているものが多く見られます
【写真2】細い桶の内側を削り用のかんなです、かんなの種類はそれぞれの大きさで外と内側両方用があるからです
【写真3】一番長いかんな「正直かんな」です
【写真4】木を割ることに使う丸なたとその台です、座る椅子は木の切り株艶やかな光が年月を感じさせてくれます、作りかけの飯台
 
田上定行の桶がNHK「つくる デザインあ」で紹介されました
 

 
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